栃木の郷土料理 「しもつかれ」

1班 阿久津 あき子

 みなさんこんにちは! 2月27日(木)梅と食事を楽しむ会を最後にしばらくお会いできないでいますが、緊急事態宣言も解除されホッとしていることと思います。まだ外出自粛生活は続きますがもう少しの辛抱です。頑張りましょう! 

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 栃木の郷土料理「しもつかれ」をご紹介します。2月の最初の午の日(初午)に穀物の豊作を願って神様にお供えしたのが起源です。鎌倉時代から県内で作るようになり、江戸時代の半ばから末期にかけて多くの家庭に広がりました。材料は鮭の頭、節分にまいた煎り大豆、酒粕、大根、人参、油揚です。

 

 鮭の頭は一晩水につけ塩抜きをしてそのまま弱火でぐつぐつ煮ると、骨まで軟らかくなります。そこに大根と人参を鬼おろしで粗くすりおろします。その後煎り豆、油揚を入れ煮込んだ後に酒粕を加えて醤油、塩、味醂で味を調えます。

 

 一日がかりの作業になりますが、口に入れると鮭のうまみ、根菜と酒粕の甘み、煎り豆の香ばしさが口の中に広がります。

 

 赤飯としもつかれを実家の氏神様に供えた幼い頃の懐かしい郷土料理です。

 名前の由来は栃木県の旧国名である「下野(しもつけ)」、味がよく染みていることを意味する「しみつかれ」など諸説あります。

 

 待っていてくれる友人、仲間におすそ分けする私の大事な2月の行事です。

☆ 中山さんより

鎌倉時代から伝わる郷土料理を今も続けていることは素晴らしいですね。氏神様にお供えして仲間にお裾分け、日本の良い風習が今も残っていることに驚きました。

これからも続けて欲しい郷土料理に乾杯です。

☆ 渡邉 幸子さんより 

 私の郷里も栃木北部なので、「しもつかれ」とても懐かしく拝見しました。

私の町ではその時期「花市」がたち駅前通りには沢山の露天商が立ち並び

「花市」と「しもつかれ」を目当てに親戚や知り合いが訪れ毎年子供たちにとってはとても楽しみな行事でした。